暮らしの情報 ドイツのアパート生活

ドイツでは建物の中では基本的に静かにすごします。そしてドイツ特有の暗黙の了解・習慣がいくつもあります。

 

まずは基本的に常に静かにしていますが、特に静かにするその時間帯は、朝は6時~7時などかなり早い時間からある程度の騒音は許されますが、夜22:00以降は静かにします。

 

また、昔からの名残で13:00から15:00までも静かにします。

 

静かかうるさいかの騒音のレベルは、例えば掃除機とかシャワー、電動ドリルの音のレベルはうるさい方に分類されます。平日の早朝に掃除機をかけたりシャワーを浴びるのはOKですが、22時以降は控えるようにします。

 

但しこれもケースバイケースで、もしお隣さんが寛大な方であったり、その時間帯にいない方、あるいは耳の遠いお年寄りであるなどと運にも左右されますので、必要に迫られた時はまず一度試してみるという方法があります。

 

お隣や階下、時によっては上のアパートが耳のいい元気なお年寄りでしかも神経質な人の場合、うるさいと思われた時は壁から”コツコツ”と何かで壁をたたく音がする時がありますが、これは”うるさいですよ!”のサインなので気をつけましょう。

 

ほうきなどの棒状のものでつついているのです。決して同じように”コツコツ”などと返事を返さないようにして下さい(笑)。

 

特に日曜日は静かにしましょう。宗教の関係から日曜日は休息の日です。電動ドリルの使用などはほぼ不可能です。運が悪ければ洗濯機を回したり掃除機をかける だけでも注意を受けます。

 

洗車場や商店も閉まっています。日曜日のモーター類の使用は基本的に諦めてください。でも注意して周りに耳を傾けていると掃除機 や洗濯機を使っている音も時々聞こえます。やはりケースバイケースで、住む場所の状況、つまりお隣さんや階下の人次第となります。 

  

台所ですが、ドイツ人は日本人のようにはあまり料理をしません。その証拠に例えばドイツの病院食は普通朝と夜は冷たいパン、パンにはさむこれまた冷たいハム・チーズのみで、温かいものが出るのは昼食の時だけです。

 

ド イツ人は日本人のように揚げ物や炒め物をほとんどしないため、台所がピッカピカです。よって日本人が長く住んで使った(ドイツ人にしてみると酷く汚れ た)台所を見て驚いてしまうドイツ人の大家さんもいます。(デュッセルドルフ周辺は大家さんが日本人の店子さんに慣れています)こ れは頻繁に掃除をするか、引越しで出て行く時に徹底的にきれいにするしかありません。 

 

お風呂に関してですが、日本とは違って水・お湯が使えるのは浴槽の中だけで す。浴槽の外は防水となっていませんので、日本の浴槽のつもりで浴槽の外に水・お湯を出してしまうと下の階の天井などに染み出てきてしまいますので気をつ けてください。 

 

ヨーロッパのホテルでは、浴室にその内容の注意書が日本語で書かれているところが多いので、どうやら日本人によるそのトラブルが多いよう です。

 

洗濯物は外には干さないで下さい。洗濯物を外に干すと直 ぐに管理人やお隣から注意を受けます。乾燥機を使って乾かすか、室内で折りたたみ式等の物干し台を使って干します。 

 

大きなスーパーなどで折りたたみ式 の便利なタイプが売っています。ベランダは(少なくとも)外から見える部分はきれいにしておいて下さい。そうでないとやはり管理人やお隣から注意を受 けます。